シゴト体験×編集の生き方〜企画を作る事はやりがいに溢れている〜

ジョブラボ「シゴト体験×出版」〜市場分析から企画立案まで体験できちゃう!?〜

ゲストは編集者、早野龍輝さん。今回のジョブラボでは、実際に編集者体験しながら、編集の生き方とは?編集者という仕事とは?について学ぶプログラム。
 

まずは早野さんに、実例を交えながら企画から出版までの流れや、
編集者の一週間についてお話していただきました。
みなさんメモを取りながら、早野さんの話に真剣に耳を傾けます。

「売れた本はどれだ!?ベスト3選手権!!」

実際に売れる本について知るために、
早野さんが用意してくださった本から、売れ筋ベスト3を予想します。
これがなかなか難しい。
自分の興味から考えてしまいがちですが、
「30代・40代が一番買ってくれる」という視点で考えることがポイントとのこと。

そして、ついに本の企画に取り組んでいきます。
売りたい本の企画を具体的に考えていくために、まずは書店へ市場分析!

参加者同士、「こういう本は若い人でも手に取りやすいよね」
「こんなことをテーマにしたら」と意見が自然に交わされていました。

書店のリサーチをもとに、ターゲットや執筆者を決め、
自分の企画を具体的に形にしていきます。
それぞれの企画内容をグループでシェアし、アドバイスや意見を出し合い、
企画をさらに深めます。

最後に、形にした企画を、ひとりひとり発表していきます。
みなさん、自分の企画のテーマ、タイトル、売れるポイントを熱く説明!
世界の肴、マンガとマネジメントなど、個性的な企画がたくさんあがりました。

発表後、早野さんからそれぞれの企画について、編集者の目線でフィードバックをいただきます。
編集者の方から、直接意見を言ってもらえることは、
参加者にとって貴重な経験であり、気づきや学びがあったのではないでしょうか。

早野さんは月に最高15本の企画書を作っていたそう。
それだけたくさんの企画を考えることもすごい事だと思いますが、
そのいくつもの企画を本として出版するため、
同時進行的に打ち合わせや作業を行っているそうです。
ここだけ見ると、編集者は忙しく大変なイメージを受けます。

しかし、早野さんは
「自分が作って楽しいもの、センスが近いものがよく売れる」、
「企画を作ることは、すごくやりがいに溢れている」と話していて、
この言葉からも「編集」というシゴトを、とても楽しんでいるように感じました。
わずかな時間でのシゴト体験でしたが、
「編集」の働き方・生き方の魅力を、以前より知ることができ
「ちょこっと」編集者に近づけたかな、なんて思います。